後遺症状のリハビリについて
鍼灸でリハビリするという選択
脳卒中の後遺症を和らげるためには、しっかりとリハビリを行うことが大切です。
脳卒中後の後遺症状を抱え、リハビリのために病院へ通院している方には、鍼灸でのリハビリをおすすめしています。病院でのリハビリと鍼灸施術を早い段階から併せて行うことで、後遺症の悪化、再発予防に繋がります。
病院でのリハビリをやめて鍼灸へシフトチェンジするのではなく、病院でのリハビリを鍼灸で補完するイメージです。
こんなお悩みはありませんか?
- 脳梗塞の治療で薬と通院をしているが、薬に頼らない治療をしたい。
- 脳梗塞の後遺症のリハビリのために、何をすればいいのか分からない。
- リハビリを色々と試したが効果がない。
- 再発防止のためのリハビリを行いたい。
- 脳梗塞を発症したことで、将来が不安になり憂鬱になる。
- 後遺症をこれ以上悪化させたくない。
上記に該当する方は、一度、当院へご相談ください。
リハビリを鍼灸で行うメリット
リハビリに鍼灸を活用することには、さまざまなメリットがあります。
後遺症で麻痺した筋肉は弱まり、脳の退行性萎縮が進行し、身体の自由がきかなくなります。
鍼灸施術は神経刺激に優れていることから、運動機能・感覚機能、障害を受けた部位を活性化させます。
また、この刺激は鍼特有のアプローチと考えられており、鍼でアプローチをすることで血流が安定し、鈍った感覚が改善されます。
以上のように、脳へ刺激を与えることで、神経などへ刺激の信号を送る脳機能の退行性を防ぎます。
また、こわばった筋肉も緩くなり、リハビリをしやすい状態になります。
脳梗塞のリハビリは、急性期から対応することが重要で、早ければ早いほど効果も期待できます。
当院では、事前にカウンセリングを行ったうえでリハビリ治療を始めます。
鍼灸施術の特徴
YNSA®を採用
当院の鍼灸施術では、YNSA®(YamamotoNewScalpAcupuncture)と呼ばれる針療法を採用しています。
YNSAは宮崎県の医師、山元敏勝先生が創案された療法であり、治療点を頭部に求める鍼治療です。
日本発のこの治療は、世界14カ国で医療として導入されている実績があります。
また世界6大陸すべてで実践されています。その治療効果の高さから、現在では世界各国で数万人以上の医療従事者が実践しています。
YNSAの特徴
YNSAが世界中に広がった理由は、適応疾患の幅広さと、症状改善の即効性があげられます。
適応疾患
- 脳卒中後の後遺症状
- 中枢神経疾患の諸症状
- 肩、首、腰、膝などの痛み
- しびれ
- めまい・耳鳴り
- 精神症状の安定(不安感や鬱傾向など)
施術による副作用やリスク
鍼灸施術自体に大きな副作用は特にありません。
鍼は髪の毛よりも細いものを使用するため、痛み等の苦痛もほとんどありません。
はじめて体感される方は、稀に鍼の恐怖で気分が悪くなる方がいらっしゃいます。
速やかに横になり、抜鍼することで症状は和らぎます。
また体質的に合わない方へ、無理に施術することもありませんのでご安心ください。
どこに鍼をうつのか?
脳卒中の場合、頭に鍼をうつのか疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
頭への鍼をうちますが、麻痺やしびれなどの障害が現れている部位に効果的なツボへアプローチすることもあります。
そのほかにも、直接頭にうたなくとも、脳に影響のあるツボを刺激することで効果を促すこともできます。
麻痺の影響ではじめは鍼の刺激を感じにくいこともありますが、施術を受けるにつれて徐々に鍼の刺激を感じるようになります。
治療回数について
患者さんの疾患・症状や体質によって施術回数は異なります。
痛みを和らげることを目的とした鍼灸の場合は数回程度で痛みがなくなることが多いです。
しかし、脳梗塞後の麻痺や難治性疾患の場合は、何度か通院していただき繰り返さなければ改善しない場合もあります。(脳神経疾患の患者さんについては、発症する前の状態に戻らないこともあります。)
YNSAは、リハビリに行き詰まった方が、来院前よりもより良い状態にする目的で実施される施術法です。